一升瓶20本が入る2斗樽に一升瓶10本分のお酒が入っています。受注生産のみとなりますので一週間前にご注文ください。注文を受けると酒蔵では「空き樽」を手配して、これを熱湯にひと晩漬けて樽に水を吸わせます。そうしないと木の継ぎ目からお酒がもれだしてしまいます。樽の準備が終わるとお酒を注いで栓をします。そして化粧のための菰を着せかけ縄でしばります。樽酒は木の香りがお酒に移って独特のあじわいのものとなりますが、長期間置くとこの木香(きが)が強くなって、飲みづらく感じる方が多くいらっしゃいます。樽に詰まって3日目くらいが一番よろしいかと思います。 樽の開け方 鏡開きをするときは、専用の道具が必要となります。菰の上部の縄をほどいて広げ、専用の道具で上部に2本あるタガ(竹のハチマキ)を木槌で叩きながら少しずつ下げ、少しゆるんだところで、天蓋(板)を叩いて外します。ホテルなどではこの道具の用意と手慣れた社員の方がいますが、一般家庭や会社ではとても無理です。近所の酒屋にたのんで開けてもらってください。
お酒の種類 その酒蔵にあるお酒でしたらどれでも詰めることはできますが、香りを重視する大吟醸酒や吟醸酒は不向きです。また純米酒は理由は分かりませんが、妙に甘みが出てしまって美味しくありません。やはりできの良い本醸造酒が向いています。上喜元のおすすめは本醸造タイプの「出羽燦々」です。 |