かつて日本帝国海軍の海軍兵学校のあった瀬戸内の島「江田島」は秋から春にかけて「さより漁」が盛んです。さよりは姿の良い白身の魚で、東京でも刺身で食されていますが、きれいに調理しないと苦みが出ます。俗に「さよりの腹黒(はらぐろ)」と言われる黒い腸(わた)が原因です。ところが彼の作るさよりの干物にはこれがほとんどないのです。彼はこの地域で一番の速力を誇る高速船2隻を使い、わずか一時間で帰宅して家族全員で「活きているさより」を指でしごいた腸を抜いて干物を作っています。通常3月末まで続く漁を一ヶ月も早く終えているのは「活きているさより」でなければ作れないためです。作られた干物は真空パックされ冷凍で保存され、通年出荷がされていますが、9月ころには売り切れています。「要冷凍」のためお酒と同送はできません。しかし「要冷凍」配送の追加料金は不要、通常の配送料でお送りできます。