総武線錦糸町駅を千葉方向に100メートルほど行ったところにある硝子工場で作られています。たまたま神田和泉屋がテレビの取材を受けたときに、同時にこの硝子工場も取材を受け、互いに興味をもったことから、おつき合いとなりました。以前からタイプの違うお酒に合う器の形状を考えていましたので、さまざまな形のグラスを実験的に作ってもらっています。このグラスはもともとフランスで考えられたワインテースティンググラスを手本にデザイン、この工場の特殊な電球を作る技術で大吟醸酒用のグラスを作りました。薄さはおどろくほどで、大丈夫なのと心配になるくらいですが、実は薄い方が弾力があって丈夫だとか。もちろん落とせば割れますが、食卓で倒したくらいでは壊れません。グラスの底の中央が突起になっていて、グラスを回すと中のお酒に抵抗がかかる仕組みで、香りが良く立ちます。口もややすぼんだ形になっていますので香りが中に閉じこめられる感じです。